トップページ > 平成二十八年十月号 其の一

平成二十八年十月号 其の一

2016年10月20日(木)

川上不白師
旭日双光章受章祝賀会
九月二十二日(木・祝)
(帝国ホテル・富士の間)
発起人の方々のご発意によって、お家元の叙勲を祝う「川上不白師 旭日双光章受章祝賀会」が九月二十二日の夕刻に帝国ホテル〈富士の間〉にて開催され、多くの御来賓の皆様と全国の支部からご参集の方々によって盛大な祝宴となりました。
午後六時、万雷の拍手のなかお家元と翠鶴先生がご入場になり、壇上の席に付かれて開宴となりました。
最初に発起人を代表して華厳宗大本山東大寺長老・上野道善猊下より開会の御挨拶があり、続いて御来賓の方々を代表して、御宗家と御縁の深い弁護士の浜田卓二郎様よりの御祝辞。次いで衆議院議員(前総務大臣)の新藤義孝様がご登壇になり、「このたびの叙勲はお家元の長期間にわたる文化普及活動が認められたものでまさしく偉業なのです」と述べられました。また大本山川崎大師平間寺貫主・藤田隆乗猊下、神田神社(神田明神)権宮司・清水祥彦様よりも御祝辞を頂戴し、さらに峯雪先生と智大様よりお祝いの花が贈られますとより大きな拍手が湧き起こります。
祝宴はここから乾杯へと移りまして、本日の御講演いただいた熊倉功夫先生が御登壇に。昭和四十五年の「川上不白展」から始まったお家元との御縁や、ご流祖の自由な精神性に言及され、お家元とご参会の皆様の御健勝を祈念されて乾杯の御発声を。これに和して御一同様も杯をあげお家元の叙勲を寿ぎました。
これよりは御歓談の時間となりましたが、多くの方々がお家元と翠鶴先生にお祝いの御挨拶に駆け寄られ、また若宗匠、峯雪先生、智大様がそれぞれ各テーブルへ御挨拶に廻られるなどいつもながらそのお心遣いには驚かされるばかり。
やがて御案内があり、お祝いの演奏が始まります。フルートの中川彩様、ピアノとバリトンの藤崎優二様、ソプラノの佐藤瞳様が登場。お三方とも東京藝術大学を卒業され大学院に進まれている気鋭の音楽家の方々。初めにオペラ『椿姫』より「乾杯の歌」、そしてクライスラー作曲「愛の喜び」、藤崎様による「オー・ソレ・ミオ」最後に四季を歌うメドレーがあり、その素晴らしい演奏と歌声を堪能いたしました。
続いて歌舞伎俳優・四代目中村鴈治郎丈より祝舞の御披露があり、演目はお目出度く長唄の「七福神」。見事な踊りを拝見できました。さらに鴈治郎丈からは御祝辞も頂き、お父上の坂田藤十郎丈とお家元が同年輩であることから、お父上と同じくお家元にも「末永く御指導願います」と語り掛けられますと、一層大きな拍手が会場内に起こりました。
大いに盛り上がった会場の雰囲気が少し落ち着いたところで、改めてお家元と翠鶴先生が御登壇になり、ご出席の皆様方へ御礼の御挨拶を述べられてから、「これまで御茶の大事さ、楽しさを多くの方々に知っていただきたいと思い御稽古を続けてまいりました」をお話になり、「今後も茶道の普及と江戸千家の御茶の良さが後世に残るよう精進を重ねてまいります」と述べられますと、その力強いお言葉に感動とともに大きな拍手が湧き起こりました。
最後に世話人会を代表して澤田宗直様の閉会の辞にて祝宴もお開きに。
出口で御宗家の皆様がお帰りなるお客様方を丁重にお見送りになりましたが、驚かされたのがお家元より頂戴したDVD。祝賀会に出席された方々へ贈呈するために制作されたとのことで、蓮華庵にて行われた「正午の茶事」が収録されているという大変な貴重な映像。恐縮しつつ家路についた一日でした。






  |  

▲このページのトップへ戻る