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神田明神 初詣と新年会

2016年02月22日(月)

神田明神 初詣と新年会
一月八日(金)
平成二十八年丙申歳。新春の初詣が今年も一月八日(金)に行われ、お家元はじめご宗家の皆様と江戸千家有志の方々がご流祖以来所縁の深い神田明神様へ詣でられました。
元日から今年の明神様はすごい人出であると連日報道されておりましたが、八日になりましてもいまだ境内は大勢様がお見えに。明神会館に集合して皆様方と新年の御挨拶を交わしておりますと、午後三時に御案内を受け御本殿へ。本年の初詣はいつもより数日遅くなったため若宗匠は既にご多忙との由で残念ながらお出でにならず、お家元、翠鶴先生、峯雪先生、智大様、そしてご社中の皆様が昇殿されました。
まずはこれより江戸千家の皆様方の「新春特別参拝」が行われるとのアナウンスが流れ、全員が修祓を受けてから神田明神宮司・大鳥居信史様による祝詞の奏上が行われ家内安全、茶道精進の御祈願。続いてご宗家の皆様が進まれ玉串を奉奠されますと、これにあわせてご参列の方々も二礼二拍手にて御参拝。一年が恙なく過ごせますようにと祈願して「新春特別参拝」も無事終了。改めて大鳥居宮司様に新年の御挨拶を申し上げ、御神酒をいただいてから明神会館「新年会」会場へと皆さん移動されました。
「新年会」は明神会館〈千歳の間〉にて。今年の司会進行は澤田宗直様がお務めになりました。
初めにお家元よりの新年の御挨拶があり、旧年中の御流儀へのお力添えに感謝の意を述べられましてから、年末年始の諸行事も滞りなく終えられた旨の御報告があり、ただいまは二日後からの初釜の準備にお忙しい毎日であると時に笑みを湛えてお話下さいました。最後に新年の抱負を述べられて御挨拶を締め括られましたが、その柔らかな笑顔で会場の空気も一層和んでゆきました。
続いて翠鶴先生から御挨拶を頂戴しましたが、今年はより一層皆さんと御稽古に励みたいと思っておりますと仰有られますと、ご出席の方々から大きな拍手が起こりました。
さらにご出席者を代表して今野宗博様が御挨拶をされ、山田裕雪様の御発声により全員で乾杯をして新年を寿ぎました。
この後は食事をいただきながらの歓談へと移りましたが、やがて峯雪先生が進行役を務められて全員参加のジャンケン大会、さらには智大様も手伝われての「ビンゴ大会」が行われましたが、ご出席者全員に行き渡るほど大量で多彩な景品をご用意いただき只管恐縮した次第。ちなみに編集部がいただいたのは話題のカレンダー「日めくり松岡修造」。毎日元気をもらっております。
心地よく過ごした約二時間でしたが、最後に西村宗美様の閉会の言葉でお開きに。改めて社前にて今年も皆様方と穏やかな一年が送れますようにとお願いをして夕暮れの明神様をあとにしました。


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