トップページ > 2018年12月7日 杉本玄覚貞光 侘び寂展 若宗匠添釜

2018年12月7日 杉本玄覚貞光 侘び寂展 若宗匠添釜

2019年01月18日(金)
御宗家とは御縁の深い杉本貞光(玄覚貞光)様の個展「侘び寂展」が、十二月六日より新宿・京王百貨店6階の「京王ギャラリー」にて開催され、二日目の七日(金)に若宗匠が会場併設の茶席「京翔」にてお席持をされました。この日は金曜日ということもあって、御宗家での御稽古を終えた方々も続々とお立ち寄りになり、終日大勢様で賑わっておりました。
当日は若宗匠がお点前をされ、半東は峯雪先生がお務めに。今回のお席では杉本様の作品として、花入の伊賀、香合が織部、水指は信楽、主茶盌が井戸写、替茶盌に粉引写などが用いられましたので、席中で多彩な作品を楽しむことができました。
床の御軸はご流祖の達磨の画讃
桃栗三年 柿八年
面壁九年 一夜 の夢
八十八翁不白
ちょうど八日未明まで、禅宗の専門道場では一年で一番厳しい修行「臘八大攝心」が行われていることから、その修行僧の方々へ思いを馳せ、この御軸を掛けられたとお聞きしました。
伊賀の花入には寒菊ときささげ。お釜の常住釜でしたが、炉縁は御軸に合わせて大徳寺金毛閣古材でしたので、多くのお客様が驚かれておりました。お棚は台目棚。信楽の一重口水指は利休居士も好まれたものというお話も興味深く、茶器はご流祖好「金輪寺写」で材は一閑張。蓋裏に〝不羨〟の名と花押、共箱には〝百ノ内〟と〝飛来〟の判がございました。主茶盌の井戸写は梅花皮(カイラギ)が美しく、替茶盌の粉引写は銘「さざれ石」。来年の御代替わりへの想いを籠められた御銘とのこと。また茶杓は若宗匠と杉本様の師である大亀老師作の銘「放下僧」。
最後の回には杉本貞光様も席入りされ、若宗匠とのお話も弾み大変和やかで温かなお席になりました。またそれぞれの作品でのご苦心談なども拝聴でき、得難い経験のできたお席でありました。

1
2
3


  |  

▲このページのトップへ戻る