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平成二十八年十月号 其の三

2016年10月23日(日)

白石城茶会
九月二十七日(日)
近年は続けて参上しております「白石城茶会」。今年は天守閣ではなく古典芸能伝承の館「碧水園」でのお席。「碧水園」にはまだ伺ったことがなく、新たな楽しみを期待して白石へ。前日は大雨だったそうですが、当日は一転して快晴、庭の木々も鮮やかな美しさでした。
今回は、お道具組は若宗匠がされましたが、お点前はいつもこちらで御稽古をされている白石教場碧水会の皆さんが交代でお務めに。若宗匠が見守られるなか、和気に満ちたお茶席となりました。お道具組は「秋の稔り」を主題に。詳細はお会記を御覧いただくとして、ここでは印象的だったいくつかについて。
床の御軸はご流祖筆「稲鍬の画讃」。
秋に富 実入りを花の 田づらかな
「八十二翁 不白」と記されていることからご流祖についてのお尋ねが多く、また時代の団扇香合には秋草の蒔絵。葡萄画の水指は乾山写で中村東洸作。山中塗に六瓢蒔絵が施された棗は中山幸比古の作。「六瓢」は「無病」に通じるお目出度い図柄。主茶?はお家元手造の赤。丸みのあるたっぷりとしたお茶碗。対して替茶碗はスッキリとした仁清写は八田円斎作。天守閣とはまた違った味わいのある碧水園で、のんびりとした時間が過ごせた秋の一日でした。
〈会記〉
「白石城茶会」
時、平成二十八年九月二十五日
於、白石市古典芸能伝承の館 碧水園
主 江戸千家白石教場碧水会
寄付
床 森村宜永筆 眞葛原の図
本席
床 流祖不白筆 画讃 稲鍬
秋に富 云々
花  白花杜鵑 吾亦紅 竜胆
紫苑 蝦夷菊
花入 唐物 手付籠 
香合 時代 切金箔散雲紋蒔絵
内秋草蒔絵
風炉釜 真形切合 欄干風炉
治良兵衛作
先  当代家元好 雪月花透 在判
棚  一元斎好 朱 雪輪棚
水指 乾山写 葡萄図 東洸造
茶器 六瓢蒔絵 棗 幸比古造
茶? 当代家元手造 赤
替 仁清写 菊桐紋 円斎造
茶杓 一元斎作 銘 鳴子
当代家元筒箱書付
建水 今高麗青磁
蓋置 朝日 臼 豊斎造
御茶 当代好 深雪の白
山政小山園詰
菓子 秋の野 菓心庵モリヤ製
器 雪輪青磁 鉢 五郎助造
以上




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