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2018年6月8日 茶陶朝日焼十五世十六世継承のかたち展 若宗匠添釜

2018年09月27日(木)
御報告が遅くなってしまいましたが、御宗家とは所縁の深い朝日焼・松林豊斎様の茶陶展「十五世/十六世継承のかたち展」が新宿京王百貨店6階ギャラリーで6月7日から13日まで開催され、会期中の8日に若宗匠が添釜をされました。
お席は併設の茶室「京翔」。寄付にお家元と翠鶴先生の合筆色紙「千峯翠」がお客様をお出迎え。席入しますと床の御軸はご流祖八十二歳の筆「ホトトギスの画讃」〝独尊と宣もうたるや郭公〟。鵜籠の花入には乙女百合、京鹿子、金梅花、半解生、都忘れの五種が生けられ、香合は一元斎好の波千鳥香合。胡銅に波と千鳥が線彫りで描かれておりました。
同じく一元斎好青漆爪紅の雪輪棚には当代豊斎氏による大きな月白釉流しの水指。茶器は豊平翠祥作の遠山蒔絵の棗。江戸蒔絵らしい作であります。主茶盌はご先代の、替茶盌はご当代の作という継承展らしいお取り合わせも嬉しく、茶杓はお家元作の銘「青葉」。
若宗匠がご先代とご当代の月白釉の違いなどについて丁寧にお話下さいましたので、お客様方も大変喜ばれておりました。

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