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2018年2月3日 川崎大師 節分会・追儺式

2018年07月13日(金)
早春の恒例となっております川崎大師平間寺様での節分会・追儺式(豆撒式)に、本年もお家元と若宗匠がご参加になりました。
厳しい寒さの続いた今年。節分の前日、前々日に東京ではまたも降雪があり、当日の天候が心配されましたが、幸いなことに二月三日は薄曇りとはいえ時に明るい陽が差す時間帯もあり、数日前と比べれば気持ちも和らぐような日和でありました。
さらに本年の節分は土曜日でしたので、境内も豆撒式式場も例年以上の大変な人出に。また翠鶴先生、峯雪先生、智大様はじめ、御流儀の方々も多くご参集になり、大いに賑わった節分会となりました。
さて、一陽来復の節分を迎えての追儺式は例年通りお練りから始まります。十三時十五分、ご先達の方々の吹く法螺貝の音が境内に響きわたり出発。お練りの行列はゆったりとした歩みで境内を進み、大本堂正面の階段を上り堂内へと入って行きます。やがて僧侶方、そして御貫首藤田隆乗大導師猊下も御入堂になり、護摩壇の前に着座されますと、本年の「節分會追儺式修行」開始の御案内が流れました。この時すでに堂内は御参詣の方々でいっぱいになっており、撮影場所の確保にも苦労するほど。
まずは御加持のお授けを受け、参列の御一同様が声を合わせて御宝号「南無大師遍照金剛」を五回唱えます。次いで僧侶方の読経、祈願文の読み上げと進みますが、御本尊「厄除弘法大師」へ〝所願成就、開運満足〟などを御祈願いたします。大太鼓が鳴り響き、再
び読経が始まりますと、いよいよ大導師猊下による大護摩修行となります。
お護摩の炎が高く立ちのぼりはじめますと、御参列の善男善女の方々の名前が読み上げられ、福升を受け取ってからご退出。お家元と若宗匠も懇ろに御本尊に手を合わされてから大本堂前での記念写真撮影に臨まれました。
恒例の写真撮影では今年も御貫首藤田隆乗猊下のお隣りにお家元、若宗匠は着座され、時折談笑されるなど、誠に穏やかな御様子でありました。このあと再びお練りがあり、境内薬師殿前に特設された豆撒式式場へと進まれます。
こちらでは前述のとおり、例年になく大勢様が豆撒きの始まりを待っておられました。お練りの行列は驚くほど横長の特設舞台を静かに進み、大きな舞台中央に大導師猊下、豆撒講講元様、そしてお家元と若宗匠がお立ちになりますと、福豆を受けようと待ち構えていた方々は前に進み出ますので、安全のためこれを制止する警護の声もあがり緊張感が漂ってまいります。
やがて大太鼓を合図に「福は内」の大きな第一声とともに豆撒きが始まりますと、お家元と若宗匠はにこやかに遠くの方にも届くようにと大きく福豆を投げておられました。
御蔭をもちまして今年も福豆とともに「特別大護摩法要」の功徳を頂戴でき、何事にも心して励むよう、改めて気持ちが引き締まった節分会となりました。
㈰キャプションなし

㈪お練りを終え大本堂に入られる御貫首藤田隆乗猊下

㈭豆撒式の開始を待つ大勢の方々

㈬大導師猊下による大護摩修行

㈫御参詣の方々でいっぱいになった堂内

㈮笑顔で福豆を撒かれるお家元と若宗匠


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